双子が初めての熱性痙攣|夜中に救急車を呼んだ夜と、残された子たちのこと

子育て

夜、寝た双子の様子を見に行った時のこと。

片方の体が、小刻みにこわばって震えていた。

呼びかけても反応がうすい。昼間はただの鼻風邪だと思っていたのに

——それが、1歳9ヶ月の弟の、初めての熱性痙攣でした。

この記事では、わが家がその夜どう動いたか、そして双子のもう1人と長男という「残された子たち」をどうしたか、あくまでわが家の体験として書きます。転勤族で近くに頼れる親族がいないわが家が、「もしワンオペだったら」と考えて怖くなったことや、普段からしている備えも合わせて書きます。

※これはわが家の体験談です。症状の感じ方も対応も家庭ごとに違います。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関やかかりつけ医に相談してください。

日中は微熱と、少しの鼻水。よくある風邪のはじまりくらいに思っていました。

いつも通り寝かしつけて、しばらくして様子を見に行ったとき。弟の体がこわばって、小刻みに震えていました。

いつから痙攣していたのかは、わかりません。見つけたのが、たまたまそのタイミングだっただけ。発見してからは3分以内におさまりましたが、その3分は、ずいぶん長く感じました。

熱をはかると、41.2度。

初めての痙攣で、しかも夜。「どうしよう」と頭が真っ白になりかけたのを覚えています。

あわてる中で、わが家がまずしたのは次の3つでした。緊急のときに見返せるよう、先に要点だけまとめておきます。

  • 横向きに寝かせる(吐いてもつまらないように)
  • 痙攣の様子をスマホで動画に撮る(あとで病院で見せて伝えられる)
  • 1人が119番、もう1人が持ち物を準備

まず、弟を横向きに寝かせました。それから、痙攣している様子をスマホで動画に撮りました。

あとで振り返ると、この動画が役に立ちました。痙攣がどんなふうだったか、口で説明するのは難しい。動画があると、病院で見せて伝えられます。

初めての痙攣で、夜。わが家は迷わず救急車を呼ぶことにしました。

このとき、夫婦で自然と役割が分かれました。1人が弟のそばで様子を見て、もう1人が119番。電話でやりとりをしながら、もう片方が同時に、持っていくものを準備していきました。

用意したのは、いつものお出かけセット、母子手帳ケース、飲み物。それから、帰りにタクシーを使うことを見越して、お金と貴重品。抱っこ紐は、紐の部分だけを抱っこする人が先に体につけておきました。あとで子どもを抱えるとき、これだけで動きがぐっと速くなります。

救急車を待つ数分のあいだに、ここまで準備できたのは、普段からお出かけセットをまとめてあったからでした(この「備え」の話は後半でくわしく書きます)。

3人きょうだいで、そのうち1人が救急車で運ばれる。このとき困るのが、「残りの2人をどうするか」でした。

わが家は、こう決めました。救急車に同乗したのは夫。家に残ったのは、わたし。

理由は2つ。1つは、何時に帰れるか読めなかったこと。夜のあいだに長男と双子のもう1人が起きたとき、「ママがいない」と不安にさせたくなかった。もう1つは、家のことはわたしの方がよくわかっていたから。何がどこにあるか、この子たちがどうすれば落ち着くか。

正解かどうかはわかりません。でも、その夜のわが家にとっては、これが動きやすい分け方でした。

きょうだいがいると、どうしても上の子に我慢させてしまう場面が出てきます。その葛藤はこちらにも書きました。

このとき、ふと思いました。もし夫がいなくて、ワンオペだったら?

夜中に、痙攣している子を抱えながら、寝ている長男と双子のもう1人も全員起こして、連れて行かないといけない。想像しただけで、手が足りない。

わが家は転勤族で、近くに頼れる親族がいません。だからこそ、この夜のあと、こう考えるようになりました。

普段から、ご近所さんと少しずつやりとりをしておくこと。いざというときに「子どもを少し見ていてもらえますか」とお願いできる関係を、お互いに作っておくこと。これも立派な備えかもしれない、と。

病院では、坐薬で処置をしてもらいました(けいれん止めと、熱を下げる薬)。

しばらくして子どもが落ち着き、2時間ほどで帰宅できました。入院にはなりませんでした。

このとき、翌日のぶんのけいれん止めの坐薬を持ち帰りました。「念のため、8時間後にもう1回入れてください」という指示つきで。

熱性痙攣は、多くの場合そのあと落ち着いていくと言われていますが、対応や薬の使い方はお子さんの状態によって変わります。わが家のケースはあくまで一例なので、実際の処置や薬については、必ずかかりつけの先生の指示に従ってください。

あの夜、パニックになりながらも動けたのは、いくつか普段からしていた備えがあったからでした。役に立ったもの、そして「こうしておけばよかった」も、正直に書きます。

わが家は、母子手帳や保険証、診察券を、子どもごとにわかりやすくまとめて、置き場所を決めています。しかも、夫婦のどちらもその場所を知っている状態にしてあります。

夜中の急ぎのときに「どこだっけ」と探す時間は、思っている以上に焦ります。誰が持ち出しても、すぐわかる。これは普段からやっていて、本当によかったことでした。

着替え、おむつ、ウェットティッシュ等。子どもとの外出でだいたい要るものを、1つのバッグにまとめて常備しています。

「これさえ持って出れば、なんとかなる」という状態を作っておくと、急なときに考えなくてすみます。

あの夜も、このバッグをつかんで出られました。

子どもを病院へ連れて行くときの持ち物は、こちらの記事でもくわしくまとめています。

正直に書くと、反省点もありました。お出かけセットを入れているバッグが少し小さくて、飲み物まで全部は入りきらなかったんです。

結局、飲み物は別に持つことになりました。急いでいるときに荷物が2つに分かれると、持ち運びしづらい。1つにまとめられるくらいの、少し大きめのバッグにしておけばよかったな、と思いました。

初めての熱性痙攣は、本当に驚きました。でも、いくつかの備えがあったことで、パニックの中でも動くことができました。

わが家が「やっておいてよかった」と思ったのは、次の3つです。

  • 母子手帳類の置き場所を決めて、きょうだいごとにまとめ、夫婦で共有しておく
  • お出かけセットを普段から作っておく(バッグは少し大きめが◎)
  • 頼れる親族が近くにいないなら、ご近所さんとの関係も「備え」として少しずつ作っておく

まずは今日、母子手帳と保険証がどこにあるか、夫婦で確認してみてください。それだけでも、いざというときの動きが変わります。

双子育児で大変だったこと・やってよかったことは、こちらにまとめています。

※くり返しになりますが、これはわが家の体験です。熱性痙攣やその対応について気になることがあれば、かかりつけの小児科や医療機関に相談してくださいね。

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