1歳9か月の次男が、夜、オットセイが鳴くような咳をした。
いつもの咳とは、音が違う。回数は多くありません。次男は咳で目を覚ますこともなく、そのまま眠っていました。
「これ、いつもの咳じゃない」——そう思いながら、その夜は様子を見て、朝になってから小児科へ。診断はクループ症候群でした。
この記事では、クループ症候群とわかるまでの2日間と、夜中に「朝まで待つか、今すぐ受診するか」をどう考えたか、病院でもらった資料に書いてあったことを、わが家の体験としてまとめます。
※あくまでわが家の体験談です。症状の出かたはお子さんによって違います。迷ったときや苦しそうなときは、夜中でも医療機関や相談窓口に連絡してくださいね。
クループ症候群の咳は「オットセイ」だった

次男の咳は、まさに「オットセイが鳴くような」音でした。
クループ症候群は、のどの奥(声帯のあたり)がウイルスで腫れて、空気の通り道がせまくなる病気です。犬が吠えるような、オットセイが鳴くような咳が特徴で、声がかすれたり、息を吸うときにヒューヒューと音がしたりします。
医師向けの医学事典には、こんなことが書かれています。
- 主に生後6か月〜3歳の子どもがかかる
- 原因でいちばん多いのはパラインフルエンザウイルスで、秋に多い
- 一般的に夜に始まる
- 朝にはよくなったように見えても、夜にまた悪くなることがある
- ふつうは3〜4日続いて、自然におさまっていく
(出典:MSDマニュアル プロフェッショナル版「クループ」)
次男は1歳9か月。年齢も、夜に出たことも、ぴったり当てはまっていました。
1日目の夜|咳はしていたけど、起きなかった
最初の夜のことを、そのまま書きます。
- 熱と鼻水がある状態で、夜になってから、オットセイのような咳が何度か出た
- 回数は多くなかった
- 次男は咳で起きることなく、眠れていた
音を聞いた瞬間に「いつもの風邪の咳とは違う」とわかりました。音が、明らかに違ったんです。
それでもその夜に受診しなかったのは、次男が眠れていたからです。苦しくて起きる様子はありませんでした。

これ、いつもの咳じゃない
朝まで待っていいか、わが家が見ていたこと

あとから調べてみると、小児科のクリニックの記事に「翌朝の受診で大丈夫な場合」として、こんな目安が書かれていました。
- 咳はケンケンしているけれど、スヤスヤ眠れている
- 水分がとれていて、顔色がいい
- 泣いたときだけ咳が出て、泣き止んだら眠れた
(出典:武蔵小杉森のこどもクリニック)
あの夜の次男は、1つ目に当てはまっていました。わが家が朝まで待てたのは「咳で起きなかった」から。ここがいちばん大きかったと思います。
逆に、次のような様子があるときは、朝まで待たずに受診や救急の相談をする目安とされています。
- 息を吸うたびにヒューヒュー、ゼーゼーと音がする(泣いていないときも)
- 息をするたびに、のどの下や鎖骨、肋骨のあたりがペコペコへこむ
- 唇や顔の色が悪い
- ぐったりしている、呼びかけへの反応が悪い
- よだれを飲み込めずに垂らしている
- 水分がとれない、咳がひどくて眠れない
(出典:武蔵小杉森のこどもクリニック・キッズドクターなど、小児科の情報をもとにわが家でまとめたもの)
唇の色が悪い、ぐったりしている、よだれが飲み込めない、というときは、ためらわずに救急車を呼ぶ目安です。
迷ったときは、#8000(子ども医療電話相談)に電話すると、小児科医や看護師に相談できます。受付時間は都道府県によって違うので、元気なうちに、お住まいの地域の時間を一度見ておくと安心です。
日本小児科学会の「こどもの救急(ONLINE-QQ)」では、「せき・ゼェゼェする」から症状を選んで、受診の目安を確認できます。
2日目の朝|呼吸がしづらそうで、小児科へ
朝になると、次男は息を吸うのがつらそうでした。のどの奥の空気の通り道(気道)が、せまくなっている感じです。
前の夜の咳とあわせて、「今日は受診する」と決めて小児科へ。クループ症候群と診断されて、飲み薬が出ました。
元気な兄弟も連れて受診する日の持ち物は、こちらにまとめています👇️
病院でもらった資料に書いてあったこと
受診したときに、クループ症候群についてまとめた資料をもらいました。書いてあったのは、こんなことです。
- 部屋を乾燥させない
- 水分がとれそうなら、こまめにとる
- 夜に悪くなりやすい
- 咳がひどくなって、かなりつらそうなときは、救急車も考える
わが家ではこの資料を見て、その夜はこまめに水分をとらせました。加湿器を置くのは難しかったので、濡らしたタオルを枕元にかけました。
「夜に悪くなりやすい」と先に知っていたのは、気持ちの面でも大きかったです。夜にまた咳が出ても、「書いてあったとおりだ」と思えるからです。
次男は熱と鼻水も出ていました。風邪で鼻水が出たときにわが家で使っている鼻吸い器は、こちらで比べています👇️
受診した日の夜は、前の夜より落ち着いた
受診した日の夜は、前の夜より咳が落ち着いていました。
結局、咳が出ていたのは2日間だけ。ちょうど土日をはさんだので、保育園を休んだのは1日ですみました◎
ただ、この2日後には三男が咳と鼻水を出しはじめ、さらにその翌日には長男にも咳と鼻水が出ました。兄弟で次々にうつったひと月のことは、こちらに書いています👇️
夜中のオットセイの咳に気づいたママへ

夜中に聞き慣れない咳を聞くと、「今すぐ病院に行ったほうがいいのか、朝まで待っていいのか」で迷います。
わが家の場合は、次男が咳で起きずに眠れていたので、朝まで待ちました。そして朝、呼吸がしづらそうな様子を見て、すぐに受診しました。
看護師としても、咳の音を聞くことは大切にしています。でも、その子のふだんの様子をいちばん知っているのは、やっぱり親です。「なんか、ふだんと違う」という感覚も、大事にしてほしいなと思います。
迷ったら、#8000に電話して聞いてみてください。
まずは今夜、お住まいの都道府県の#8000の受付時間を、スマホで1回だけ調べておいてください。夜中に迷ったとき、電話する先がすぐにわかります◎





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