朝8時前。マンションの駐輪場で、双子を自転車に乗せようとチャイルドシートに手を置いた瞬間、「熱っ」と声が出ました。
日陰に停めていたつもりの自転車。

それでも、朝のうちからシートはしっかり熱を持っていて、このまま座らせたら子どものおしりが心配になる温度でした。
夏の自転車送迎は、大人が思っている以上に子どもにとって過酷です。
特に双子を前後に乗せていると、ふたり分の様子を同時に見なきゃいけない。信号待ちのあいだ、後ろの子が静かすぎて振り返る、なんてこともよくあります。
この記事では、双子を自転車で保育園に送っているわが家が、夏に実際にやっている暑さ・熱中症対策をまとめます。特別な道具はほとんど使っていません。今日の帰りから始められることばかりです。
そもそも、自転車のチャイルドシートは大人が思うより熱い

先に結論から書くと、チャイルドシートは直射日光の下で驚くほど熱くなります。
夏の炎天下では、チャイルドシートの座面が70℃を超えることもあると言われています。
これは幼い子どもには火傷につながりかねない温度です。プラスチックと金具でできたシートは、短時間でもさわれないくらい熱を溜め込みます。
わが家で一番ヒヤッとしたのが、まさにこのシートの熱さでした。子どもの様子ばかり気にしていて、座らせる「場所」そのものが熱を持っていることに、最初は気づけていなかったんです。
大人はこいでいると風を受けるので、意外と暑さに気づきにくい。だからこそ、乗せる前・走っているあいだ・停めているあいだの3場面で、先に手を打っておくのが大事だと感じています。
わが家が実践している夏の自転車送迎5つの対策
① 座らせる前に、シートの熱を逃がす

まずやるのは、乗せる前にシートをさわって温度を確かめること。
熱くなる原因は直射日光なので、対策もシンプルです。わが家では、停めているあいだシートにカバーをかけて、直射日光が当たらないようにしています。それだけで、座らせるときの「熱っ」がかなり減りました。
カバーがないときは、日陰に停めるだけでも違います。次の②とセットにすると、朝の負担はほとんど増えません。
② 停めるときは、必ず日陰を選ぶ
駐輪する場所は、屋根のある場所・建物の影になる場所を優先しています。
同じ数分でも、直射日光の下と日陰とでは、戻ってきたときのシートの熱さがまるで違います。保育園の送りのあと、迎えのときにまた自転車に乗せることを考えると、「停める場所」は地味だけど効く一手です。
ここまでが「座らせる場所」の対策。次からは「子ども自身」の暑さ対策です。
③ ツバ付きヘルメットで、顔と首を守る
自転車に乗るときは、ツバ付きのヘルメットをかぶせています。
ヘルメットは安全のために必須ですが、ツバ付きを選ぶと、日よけの役割も一緒に果たしてくれます。走行中は日傘も帽子も使えないので、顔まわりに影をつくれるのはありがたいポイント。ひとつで2役なので、あれこれ買い足さなくて済みます。
④ 出発の時間を、少しだけずらす

対策グッズと同じくらい効くのが、出る時間の調整です。
気温がぐんと上がるのは、日差しが強くなる時間帯。可能な日は、その手前に家を出るようにしています。ほんの15〜20分の違いでも、走っているあいだの暑さと、戻ってきたときのシートの熱さが変わります。
もちろん、仕事の都合で毎日は難しい。だからこそ「動かせる日だけ動かす」くらいの気持ちでいます。完璧に守れなくても、できる日にやるだけで十分意味があります。
⑤ 飲み物は、短い距離でも必ず持つ
保育園までが近くても、水筒やマグは必ず持っていきます。
自転車の上では、子どもの「のどが渇いた」に気づきにくい。信号待ちや到着後にさっと飲ませられるよう、手の届くところに入れておくと安心です。暑い日は、大人の分もあわせて用意しておくと、送ったあとの自分の熱中症対策にもなります。
走っているあいだ、子どもの異変にどう気づくか

ここは、保育園で働いていて気づいたことでもあるのですが、暑い日にいちばん怖いのは「静かになること」です。
わが家では、走っているあいだ、後ろの子にも前の子にも話しかけながら進んでいます。「暑くない?」「もうすぐ着くよ」と声をかけて、返事や反応があるかを確かめる。
ずっと話しかけていると、いつもと様子が違うときに気づきやすいんです。
そして、振り返って確認したいときは、必ず自転車を止めてから見ます。走りながらの振り返りは危ないので、これだけは徹底しています。

安全確認と体調確認を、同じ「止まる」動作でまとめてしまう感じです。
あくまでわが家のやり方ですが、「話しかける」「止まって確認する」のふたつは、道具がいらないぶん、どんな日でも続けやすい対策だと思っています。
ぐったりして反応が鈍い、顔が赤いのに汗が引いている、といったいつもと違うサインがあれば、無理をせず涼しい場所で休ませて、心配なときは医療機関に相談してください。
まとめ|今日の帰りからできる、ひとつのこと

夏の自転車送迎で、わが家がやっているのは大きく分けて3つです。
座らせる場所の熱を減らす(カバー・日陰)
子ども自身を守る(ツバ付きヘルメット・時間調整・飲み物)
走行中に異変に気づく(話しかける・止まって確認する)。
どれも特別な道具はいりません。
もし今日ひとつだけ試すなら、「お迎えのとき、シートをさわってから座らせる」を意識してみてください。熱くなっていたら、日陰に停める・カバーをかける、と次につながります。
暑い季節の送り迎え、子どもも大人も無理なく乗り切れるママに届けばいいな、と思います◎





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