電車に乗るたび、ヒヤヒヤしていたあのころのこと。
長男が2歳のとき、出かけるのが怖くなった時期がありました。
地べたに転がる。ギャーと泣き出す。電車の中でスイッチが入ったら最後、抱っこしようとすると逃げる、抱えると暴れる、さらに大きな声になる。
「ごめんなさい」と周りの乗客に頭を下げながら、次の駅で降りたこともあります。

うまくいかなかった、の一言じゃ足りないくらい、うまくいかなかった。
この記事では、3兄弟ママの私が経験したイヤイヤ期を、子どもごとのリアルな話として書きます。「同じ方法で全員うまくいった」なんてきれいな話じゃなくて、うまくいかなかったことも全部含めて。
今まさにイヤイヤ期で消耗しているママに届けばいいな、と思いながら書いています。
長男のイヤイヤ期——何をやっても効かなかった話

長男のイヤイヤ期は、今思い返してもしんどかったです。
一番困ったのが、外出中の爆発でした。
機嫌のいい状態で家を出ても、電車の中でスイッチが入る。理由は後からでも分からないことが多くて、「さっきまで普通だったのに」という状況から突然ギャーと泣き出す。
抱っこしようとすると、そこから暴れて逆効果。声をかけても、なだめても、もっとひどくなる。

周りの目が気になって、焦れば焦るほど、長男には伝わっていたんだと思います。
当時はいろいろ試しました。
- 好きなおもちゃを持たせる
- 声かけのタイミングを変える
- 「〇〇したらおやつだよ」と言い聞かせる
でも、どれもその場では効いたり効かなかったり。再現性がなくて、毎回ギャンブルみたいな気持ちで電車に乗っていました。
——正直、「わたしの接し方が悪いのかな」と何度も思いました。
わが家が行き着いた「イヤイヤ期の乗り越え方」
うまくいかない日が続くうちに、少しずつ考え方が変わっていきました。

「爆弾になりそうなことは、最初から避ける」
完全に防ぐことはできないけど、爆発しやすい状況を減らすことはできる。眠くなる時間帯の外出を避ける、お腹が空いてきたころに移動しない。「無理しない」を意識するようにしました。

「安全さえ確保できていれば、それでいい」
泣いていても、地べたに転がっていても、安全でいてくれれば大丈夫。そう思うようにしたら、少し気持ちがラクになりました。完璧に対応しなくていい、止められなくていい。

「いつか終わる。成長している証拠だと思う」
これが一番、自分の気持ちを支えてくれた考え方です。
イヤイヤ期は「自分でやりたい」「こうしたい」という気持ちが育ってきているから起きる。うまくいかない毎日の中で、「この子は今、ちゃんと育っているんだ」と思うようにしました。
終わりは必ず来ます。長男はちゃんと通り過ぎました。双子はいま真っ最中ですが、それでもそう信じています◎
夜の寝かしつけもイヤイヤ期はしんどくて、わが家なりのルーティンを作るまで試行錯誤しました👇️
双子のイヤイヤ期——同じ家で育てても、ふたり全然ちがった

長男で散々消耗したあと、双子のイヤイヤ期がやってきました。
「また始まるのか…」と覚悟していたのですが、双子のイヤイヤは長男とはまた別物でした。
そして双子同士でも、ふたりで全然ちがった。
同じ日に生まれて、同じ家で、ほぼ同じ環境で育てているのに。
一方は、後追い系のイヤイヤ。抱っこしていないとずっと怒っている。置いたら泣く、離れたら泣く。家事をしようとするたびに「抱っこ!」で、正直かなり消耗しました。
もう一方は、ギャーッと泣き出すタイプ。嵐みたいに突然やってきて、でもわりと短時間でスッと終わる。長男の「長時間続く爆発」とは全然ちがう感じでした。
そして双子ならではのしんどさがもう一つあって。

ふたりのイヤイヤが同時に来る。
やりたいことが違う。行きたい方向が違う。片方をなだめているあいだに、もう片方のイヤイヤが始まる。どちらにも同時に対応しないといけない状況が、ひとりっ子のイヤイヤとは全然違う消耗の仕方でした。
長男のときに試して効かなかった「声かけ→落ち着くのを待つ」が、双子の一方にはそのまま使えたりもして。
同じ方法が全員に通じるわけじゃない、ということをあらためて実感しました。
3人育てて気づいたこと——うまくいかなくて当然だった
3人それぞれのイヤイヤ期を経験して、今思うことがあります。
同じ「イヤイヤ期」という名前がついているけど、中身は全然違う。
爆発の引き金が違う。持続時間が違う。効く対応が違う。
長男で必死に身につけた「正解」が、双子には使えなかったり。双子の一方には効くことが、もう一方には効かなかったり。
当時は「なんでうまくいかないんだろう」と自分を責めていたけど、そもそも同じ方法で全員うまくいく方が珍しかったんだと今は思います。

うまくいかなくて当然だった。
その言葉が、あのころの自分にいちばん必要だったかもしれません。
今まさに消耗しているママへ

毎日「また今日もうまくいかなかった」と思いながら、それでも明日も子どもの隣にいるママへ。
うまくいかないのは、接し方が悪いんじゃないと思います。
子どもの個性が強いほど、マニュアル通りにはいかない。きょうだいがいても、同じ方法が通じるとは限らない。
お風呂もイヤイヤ期は本当に大変で、3人ワンオペでどう乗り切るか、別の記事にも書いています👇️
「爆弾になりそうなことを避ける」「安全さえ確保できていればOK」——そのくらいのゆるさで、十分だったと今は思っています。
わたしも3人全員、違う顔のイヤイヤ期を経験しています。それでも終わりは必ず来ます◎
双子のイヤイヤ期と重なって「1歳半がいちばんしんどかった」と感じたことも。そのリアルはこちらに書いています👇️





コメント